熟年離婚の財産分与で重要な3点/年金分割・退職金・居住用資産

熟年離婚の財産分与

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熟年離婚の財産分与

連れ添った期間が長い熟年離婚になると、分けるべき財産も若い夫婦よりも多く、それがもとでトラブルになることも多々あります。

数十年連れ添った末の離婚ですから、共有財産もかなり多くなっているでしょう。現金の貯金だけでなく、車や持家、他にも有価証券と呼ばれる株や小切手など全て、財産分与の対象になります。

またやはり人間歳を取ればとるほど知恵をつけ、老獪になってくるものです。様々な手で財産を隠そうとしたり自分の取り分を多くとろうと策を凝らしたりしてくる配偶者も少なくはありません。

残りの人生を楽しく生きていくためにも、キッチリもらえるものはもらっておきたいですよね。ここでは熟年離婚での財産分与で押さえておかなければならないポイントなどについてお話していきます。

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熟年離婚の場合、居住用資産は先に分けておく

居住用の資産といえば、うまく財産分与しないと贈与税がかかってしまうことで知られています。若年夫婦の場合、基本的には離婚後に分けなくては税金対象になってしまうとされています。

しかし熟年離婚の場合は別です。

二十年以上連れ添った夫婦の場合、居住用の資産の分与に関して控除を受けることができるのです。これは熟年離婚の大きなメリットであり、同時に知っておかなければならない重要なポイントです。熟年離婚ならば面倒くさい離婚後の手続きなしに資産を二人でさっくり分けることができるのです。

分け方については基本的に普通の離婚の場合と変わりません。ただ熟年になると住宅ローンなどが終わっていることも多いでしょうし、その辺りのしがらみも少なくなっているでしょう。

せっかくの控除制度ですから、知っておいて損はありません。熟年離婚の場合は、よっぽど高価なものでない限り居住用の資産については離婚前に処理してしまいましょう。

退職金も分与できる

熟年離婚の場合、忘れがちなのが『退職金』です。夫や妻の退職金も財産分与の範囲内なのです。

ただし退職金を分け合うにもひとつ条件があります。とても簡単な条件なのですが忘れがちなのでしっかり覚えておきましょう。

それは退職金が出てから離婚するということです。退職金がもらえることが決まっていたとしても、退職金が出る前に離婚してしまえばそれはもう財産分与の対象外になってしまいます。

退職金が出る時期まで耐えたなら、あと少し離婚の時期をずらして退職金が出てから財産分与した方が得になることが多いです。退職金も分与対象であることはしっかりと覚えておいて、分け損ねることがないように気を付けましょう。

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年金分割も忘れずに

熟年離婚を考えていらっしゃる方はご存知だという人も多いと思いますが、年金も分割することができます。歳を取って仕事も見つかりにくく、収入を得辛い年齢であることも多い熟年離婚ではこの年金分割も離婚後の生活に大きく役立ってくれます。

ただしこれは夫(もしくは妻)が会社員や公務員であった場合のみです。どれくらい請求できるのかというと、大抵は夫の年金額の半分、つまりは50%の権利を主張することができます。

年金分割については話し合いで決めるのが一般的です。なぜならばほとんどの場合、夫が拒んだとしても裁判を起こせば妻に半分渡すようにと言い渡されるからです。

つまりは裁判するだけ裁判費用が掛かって損をすることが多いので、話し合いで決着する夫婦が多くなっているのです。

やはり長年連れ添ったからにはある程度の保障がなされています。熟年離婚後も高齢化の現代では長い自由な生活が続いていきます。当たり前の権利として保障されているものについてはしっかりと勉強して知っておき、請求できるものに関してはしっかり請求していくようにしましょう。

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