夫婦喧嘩にならない友人の話
夫婦喧嘩をして夫の方が悪かったと思うのは男性が6割、女性が女性に至ってはなんと8割近く夫が悪いと思っているとのアンケート結果があります。
実際にどちらかが悪いこともあるでしょうが、ただ覚えておきたいのは基本的に争いというのは同レベルの者同士でしか起こらないということです。
筆者の友人の夫婦は、妻である友人が怒っても男性は全く怒らずに話を聞いて、怒りが溶けるまでなだめてくれるので喧嘩になったことすらないのだそうです。
友人曰く「一人で怒っている状態だからそのうちこっちのエネルギーが切れるし、話を聞いてもらっている内に落ちついて来て自分の悪いところもわかるから喧嘩になる前に終わってしまう。
お互いに気を付けようねって話になって実際夫も直してくれるから、夫は本当に大人だなあって思うよ」とのこと。
ふとしたことで喧嘩になってしまうのを実感している筆者からしたら信じられませんが、実際にこのような夫婦もいるのです。
ちかみにこの夫婦、周囲もうらやむおしどり夫婦です。
喧嘩という形を取らなくても、実際は夫婦の問題や不満を解決していくことは可能です。争いになるということは、やはり自分も相手と同じステージにいるから起こるのです。
先ほどのように良い意味で大人な配偶者のケースだけでなく、どうしようもなく子供で話が通じないような配偶者だったときも喧嘩にすらならないことの方が多いようです。
同じレベルの者同士が争っているなら、喧嘩両成敗です。夫婦喧嘩が起こったときに『どちらが悪かったのか』という論点で話を進めると、必ず喧嘩はヒートアップします。旦那とケンカした=旦那が悪いのではなく、あなたも悪いから喧嘩になっているのです。
逆に言えば、あなただけが悪いという状況も存在しないということになります。まずは『どちらが悪い』という視点を捨てることからはじめてみましょう。
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夫を怒らせない3つのポイント
男性を怒らせないためのコツとして、まずは否定・批判しないこと、次に仕事や収入をバカにしない事、最後に察してもらおうとしないことの3つが挙げられます。
01.異論があるときは必ず一度肯定してから
男性はいつだって女性にいい顔したいものです。それを「それは違うでしょ」「そんなことも知らないの」などと言われて鼻で笑われた日には、男性のプライドはボロボロです。なにか異論があるときは必ず一度肯定してから、その後に自分の意見として批判にならないように気を付けながら話をするようにしましょう。頭から否定して入ると、喧嘩になる確率が高くなってしまいます。
02.仕事や収入に関しては口を出さない
男性は女性にこの分野でバカにされたり、人と比べられたりすることを非常に嫌がります。急に収入が激減した場合などは別ですが、基本的には喧嘩に発展させないためにはノータッチを貫くか褒める方向で行くしかありません。
03.「察して!」は「お願い♪」に変換する
三つ目のポイントである『察してほしい』というのは一番の曲者です。女性同士は相手の思っていることを察知して動くというのが自然と行われているので、どうしても女性相手のときのように男性に対して言わずに察して動いてほしいなと思ってしまいがちです。
しかし、ここが落とし穴。
女性同士の察してほしいは男性相手には通じないことの方が圧倒的に多いからです。また夫婦という関係になると察してほしいことも友人関係よりもずっと多岐にわたりますから、相手にすべて察知して動いてほしいというのはそもそも非常に無謀な望みなのです。
なんで察してくれないの!と思うポイントは、大抵男性に頼る「お願い」に変換すると上手くいきます。『なんで自分の食器位片付けできないかな…』を「自分の食器だけ運んでくれる?お願い!」に。『私も仕事で疲れてるのに気付かないの!』は「ごめんね、私今日ちょっと疲れてるの。悪いけど○○をしてもらってもいいかな?お願い」に。
男性は元々頼りにされるのが好きです。女性に「お願い」といわれて悪い気がする男性はいません。もちろん何かしてもらった後は「ありがとう!助かったよ、本当に頼りになる夫で良かった」と大げさすぎる位褒めるのも忘れずに。
察してほしいと思って察してくれるのは、夫がエスパーであるときか自分がサトラレであるときだけと割り切って、どんどん「お願い♪」を活用していきましょう。